iTunes Music Storeの日本上陸は二重の意味で私には福音だ。
さすがに、SMEは、ソニー本体への遠慮からか、すぐには参加しないようだけど、iTunes Music Storeは、遅ればせながら、日本上陸大歓迎。 特に、私の場合は、AOLの会員は、iTunes Music Storeを過去にも世界中どこででも利用可能ということで、米国でAOLの会員になっていたのだけど、iTunes Music Store日本上陸でようやく米国AOLを退会することができた。
AOLのクライアントは重たいので、ずっと落としていたのだけど、退会の方法を調べるために、上げてみたら、例によってWinXPマシンが急に遅くなって、さらに、TCPポートの具合が悪くなった。コマンドプロンプトから、netstat してみると、何本も、TCPコネクションがEstablishedになってた。同じく、コマンドプロンプトからnslookupで見てみると、行き先は、AOL関連ばかり。「勝手に人のマシンから何本もTCP接続を張るんだな。これは、トロイの木馬投げ込まれたのと変わらん」とちょっと頭に来た状態で、そのまま、AOL退会用の電話番号1-888-265-8008に電話した。前は、退会するには、書面を送らねばならないので、面倒だったので、電話でできるようになったので、少しは退会手続きが改善されたと聞いていたが、電話してみると、厳しい口調で、あなたは、AOLのすばらしさをわかっていないと、延々と説教された。要するに、退会を簡単にしたのではなく、退会させないために、電話で退会手続きに変わっただけだった。勿論、わたしにディベートをチャレンジしてくれたのは、面白かったが、こちらは、頭に来ている状態なので、その説教を約5分程度もれなく拝聴したところで、お宅のソフトは、私のマシンのこのポートとこのポートから、これらのAOL関連と見られるのIPアドレスにこのようなTCP接続をEstablishedで常時しておる、その上、CPUロードがこのようなパーセンテージで上がっておる、と淡々と説明したら、売れないと分かった電話セールスマンのように、いきなり、"your account is cancelled"の一言で、いきなり、テープ録音に切り替えられた、その録音は、また、延々とAOLのすばらしさを説明していた。 AOLはそう簡単に退会させないと聞いていたが、まさに、その通り、というか、最後の態度は悪すぎ。Time Warnerとの合併で株主から訴えられたり、Microsoftを訴えたりと、典型的こわおもてUS企業だとおもっていたが、退会の意志が固いと知った瞬間の態度の変わりようは、悪すぎ。
iTunes Music Storeの上陸で、AOLと縁を切れてよかった、よかった。
ところで、AOLクライアントを抜いてもなぜか、
65.29.129.112
OrgName: Road Runner
OrgID: RRMA
Address: 13241 Woodland Park Road
City: Herndon
StateProv: VA
PostalCode: 20171
Country: US
というところに、TCP接続がEstablishedされたままだった。Road Runnerといえば、AOLとくっついたTime Warnerのブロードバンドサービス。退会しても、クライアント抜いても、トロイの木馬が生きているのか? と仕事そっちのけで、色々この会社はどこだ、バージニアにあるのだから、C IAとかの機関かとか、勝手に周囲のエンジニアとわいわいやっていたけど、ふと、PCみたら、Skypeを上げたままになってた。外部ツールでみてみたらSkypeが使ってた。Skypeは、AOLにサーバを置いてるらしいということで、一件落着だけど、やはり、勝手にTCPコネクションを常時維持させるのは、いいのだろうか、いや、相手の状態とかを表示するだからしょうがないとかと、P2P専門家達との間でさらにわいわいディスカッションになった。シリコンバレーの夜だった。
厳しいところだと本物の「指」が必要なところも(笑)。