国際エニアグラム会議最終日の今日は、トム・コンドンとキャロルエリクソンが、セラピスト二人がかりで、一人のクライアントをセラピーする、ダブルインダクションを、ボランティアのクライアントで、実演をやった。見事な腕前で、終わった後は、参加者の拍手が鳴りやまず、ミルトン在りし日の実演会を彷彿とさせた。また、ミルトンエリクソンの逸話を、いろいろと、二人で披露してくれた。キャロルは、晩年になって、ますます、ミルトンぽくなってきていると強く感じたのは、参加者に共通した感想。今回の会議で、聴衆の拍手が鳴りやまなかったのは、これが最初で最後だった。

ところで、確か、日本催眠医学心理学会のどなたかだったと思うけど、前に私のクラスでキャロルの話しをしたときに、キャロル・エリクソンのレクチャーを日本でホストして欲しいと、言われたのを思い出したので、さっきキャロルにその話をした。彼女は高齢なので、あまりバークレーを出たがらないのだけど、あなたがホストして通訳してくれるならいいわよと、OKしてくれたので、誰と日本でその話しをしたのか忘れてしまったので、私にメールして欲しい。来月あたり、別な用件でキャロルとまた会う可能性があるので、それまでに、ある程度具体的なプランができるなら、しっかりと計画する。もちろん、他にも興味ある人や団体がいれば連絡を欲しい。せっかく来日してもらうなら、できるだけ多くの人にキャロルと会って欲しい。彼女の年齢から、そう何回も日本に呼べるものではないし。彼女自身、自らのブライベートプラクティスで現役なので、彼女のクライアントの必要性から、そう、何度もキャロルをバークレーから連れ出すわけにもいかないので。(ちなみに彼女のクライアントには、精神科医やセラピストが多い。)

キャロルの実演をみれば、ミルトンエリクソンの心理療法を垣間見ることができる。ミルトンの膝の上で育ったキャロルと場を共有するだけで、ミルトンの無意識の世界をなんとなく感じられると思う。 また、キャロルのレクチャーを日本でホストするにあたって、手伝ってくれるボランティアも募集する。

ちなみに、キャロルは、フェニックスにあるミルトンエリクソン財団(ファウンデーション)とは、関係がないので、間違って、キャロルの件でそちらに連絡しないように。キャロルの件は、ミルトン・エリクソンインスティチュートの日本窓口を頼まれている私にご連絡を。キャロル自身は、彼女の名前が過去に勝手に使われたりして、苦い経験をしているので、コンタクト先を厳しく絞っているので。 

ちなみに、エリクソン財団は、キャロルの異母弟妹が関係している別な団体。キャロル自身は、ミルトンエリクソンインスティチュート。米国では事情により二つのグループは全く話しをしていないけど、日本にそういうのを持ち込むのは、意味のないことなので、日本のエリクソン財団関係者も気楽にご連絡を。