民主党の永田氏が16日に明かにした、堀江被告が自民党の武部幹事長の次男への金銭振り込みを指示したとされるメールで国会が揺れ、昨夜は、民主党の野田国会対策委員長がメールの写しを公表したが、「情報提供者の保護」を理由に、送受信者のメールアドレスや名前などは塗りつぶし、公表を控えたということだ。

国民が興味を持っているのは、このメールの情報提供者が誰かではなく、このメールが本物かである。であれば、堀江君のメールであれば、Eudoraか、Becky!メールと推測されるが、メールのインターネットヘッダー情報を見れば、X-Mailer情報から、Eudora等のバージョン番号が特定できるから、堀江被告の押収されたパソコンのものと合致しているかも分かるはずであるし、ヘッダー内のJST時間入りのルーティング情報から、送信されたとされる時間にライブドア社内サーバを経由しているか、もしくはどこかのメールサーバを経由しているのも分かる。

従って、ヘッダー情報は公開すべきだ。勿論、ヘッダー情報の受信者名など受信者を特定する情報さえ黒塗りすれば、情報提供者は保護できる。

勿論、もしもメールが本物でなかった場合は、ヘッダー情報までも改竄されている可能性もあるので、これは、メッセージダイジェスト関数などを通したメールのやりとりをライブドア社内でしていない限り、最終的には、決着はつけられないが、プロがヘッダー情報を全部見れば、本物か偽物かは、かなりの確率で認定できるものである。

 

 

ところで、切込君は、最近ライブドア問題については漠然としか切込んでいないようだが、赤坂界隈で何をしているのなとふと気になった。