宗教法人「幸福の科学」が政党を作って、衆議院選挙に参加することを批判する記事を書いたところ、匿名の中傷記事がたくさん投稿されるようになった。私のブログはメールアドレスもしくは自己サイトのURLがない記事は自動的に捨てられるが、投稿を事後に確認できるようにしてあるので、確認された。中には、明らかに使い捨てのメールアドレスをつけてフィルターされないようにした確信犯もあった。

その中でコメント欄に反映されなかった記事に以下のような文言のものがあった。

「宗教をやっている人には参政権がないという立場は問題だ。投票権はあるが立候補したり政党を作ったりするという権利を認めないというのも、間違っている。」

何か本質的に読み違えてないか? この投稿者が、「幸福の科学」の信者なのか、その他の教団の信者なのかは分からないが、個人がどんな宗教を信じていても、投票をするのも立候補するのも、政党を作ることも自由だ。そんなことは批判していない。

問題なのは、宗教法人が政党を作ることだ。まず第一に、あの世の論理である宗教の論理と、この世の論理である政治の論理は相容れないからだ。これは前に書いた。これは政教の分離の原則だ。宗教法人という特殊な立場が認められているのは、このような、「この世」と交わらない「あの世」の論理を信じる信教の自由を保証するためだ。

第二に、だからこそ、宗教法人には、税制を含む特権を与えられている。これを政治権力に利用する、させるのは間違いであるからだ。

個人の信教の自由と、宗教法人の政治活動を一緒にしてはいけない。また、このような差異がわからないとしたら、かつてのオウムと同様にカルト信者と認定する。