だからこそ、03の固定電話からの発信だったのも鑑みて、恐らく本物のダイナースからの電話だろう。曰わく「アリコジャパンから個人情報が流出したので、お客様のダイナースカードの使用を本日付で止めさせて頂き、新しいカードを送付します。」ということ、更に「カード番号が変わります」ということ。どういう事情で流出したかとか、どのようなリスクがこちらにあるのかとか、何の説明もない。その前にそのようないきなりの電話をかけてきたことに対する何の謝罪もない。
ちょっと待ってくれ、ダイナースカードは現在私のメインカード。今いる編集者とのホテルラウンジでの打ち合わせの支払いから、海外ネットショップの支払いまであらゆるところで使っている。
色々なネットサイトに登録してるので、番号変えられたら、全てのサイトに行って登録情報変えなければならない。大変な時間の無駄。経済的損失だ。
ダイナースは、番号を変えて、現在の番号を無効にすれば、自分たちのリスクはなくなるだろうが、顧客にかける迷惑をツケにしての自分たちのリスクヘッジ優先。それが、一方的に事務的な電話連絡で強行される。
私の本人確認や住所確認などに貴重な仕事の時間に割り込まれたにも関わらず、結局、個人情報流出についても、私の個人携帯にいきなり電話してきて、時間を消費したことに対する謝罪は一言もなかった。責任はアリコジャパンにあり、ダイナースは顧客のために念のために番号を変えますという論理だろうが、顧客の私の時間を無駄に使い、直接に迷惑をかけてるのはダイナースだ。まずは謝罪が礼儀だろう。その前に口調がまるでお上の口調。
外注のコールセンターからの電話なのだろうが、ダイナースクラブを名乗る以上はとても会員に対する対応ではなかった。経済的合理性優先はここまで来たかという感じ。
今日から使ってなかったアメックスにメインカードを変えることにする。アメックスは1980年代半ばにアメリカで最初にプラチナカードが発行された時から、恐らく日本人最初のプラチナカードユーザーの一人として多用していたが、アメリカの口座決済が面倒くさいので、使ってなかったが、日本のアメックスのカードもあるので、そちらにメインカードを変更。
今回の失礼な会話で、相当な利用額をダイナースは失った。
経済的合理性だけを追求せず、当たり前の人間的会話を今後のダイナースコールセンターには期待する。
だからといってアメックスコールセンターが大丈夫かは知らないが。私がかつてアメックスプラチナカードを使わなくなった理由のひとつが、アメックスがプラチナカードを大量発行したせいで、プラチナカードのサービス窓口の電話がなかなかつながらなくなったからだからだ。アメリカのアメックスの話なので、日本のアメックスのサービスに期待するしかない。
今日苫米地さんをはじめて知りました。
このブログを拝見してなんだかすっきりしました。なにかひきつけられたのでしょう。
これから苫米地さんの本をたくさん読んでみます。