特に、我々は常に変性意識の中にいるのであり、催眠現象そのものが、日常の現象で特殊な現象でないことは、私の多くの著書の内部表現の定義で説明している通りだ。従って、催眠術も内部表現の書き替えの技術のひとつに過ぎない。そういう観点でも催眠の利用できる分野と限界を知ることも必要だ。例えば、著書「まずは親を超えなさい!」で書いたように、コーチングや自己啓発の技術としては、アファメーションの技術が重要だが、これは催眠暗示とは本質的に異なる。
また、エリクソン派の私からみると、多くの催眠クラスで教えられている古典的催眠法は制約が多すぎて、フロイトが催眠を棄てたこともよく理解できる。そういった視点からもアドバイスできると思う。また、エリクソン派に分類されるほとんどの方法論はミルトンエリクソンを全く分かっていない。本来のミルトンエリクソンを、若い催眠に興味のある人たちにも伝えたいと思っている。もちろんワークスクラスでは必ずミルトンエリクソンの方法論を学ぶことにしている。
協会のページは以下、
http://www.saimin.co.jp/jha/