ブルガリア大統領がTPI米国本部にいらした。ブルガリア大統領は国民の直接投票で選ばれる。任期は5年。別に一院制国会(国民議会)の与党党首がなる任期4年の首相がいる。国家元首は大統領。大統領の任期が首相より1年長い利点について大統領自ら私に説明してくれた。気さくな人格で大変好感が持てた。

私が著書で展開する参議院の廃止と、国民直接投票による大統領の選出を実際に行っている国だ。国会与党党首が内閣総理大臣である日本は立法と行政が同じであり、三権分立になっていない。

そこで国民の直接投票により大統領を首相とは別に選出するブルガリアの方式は日本の運営に三権分立を導入するいい参考になる。また大統領が日本の参議院のような役割も果たせる。

明治時代は貴族と平民がいたので、貴族の代表の貴族院と、平民の代表の衆議院による二院制は説明がついたが、戦後も貴族院を参議院と名前を替えて残したことにはコストの割には意義が薄い。代わりに国民投票の国家元首を大統領として選出することは意義深い。ブルガリアの方式は日本人は多いに参考にすべきだ。今年はブルガリアにも行ってみようと思う。

因みに今日はTPI本部にシークレットサービスの人達が溢れていた。駐ブルガリア米国大使も同行されていた。昨晩はビル・ゲイツ夫妻と夕食会だったそうだ。

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