多妻婚カルト、Fundamentalist Church of Jesus Christ of Latter-Day Saints (FLDS)、訳せば、「原理主義者末日聖徒イエス・キリスト教会」の“預言者”Warren Jeffがラスベガス近郊で逮捕された。Warren Jeffは、FBIのトップ10指名手配犯(FBI's 10 Most Wanted Fugitives)だ。彼は、ポリガミストで、重婚を認めるカルト教義の教祖として自身も重婚を繰り返し、75人の妻と56人の子供がいるとされている。また、未成年に対する性的犯罪で米国で指名手配されていた。また、既婚者の中年男性と16歳少女を重婚させた罪でも指名手配されていた。
このカルトは、名前から明かに、ユタ州ソルトレークシティを本拠地とする、1200万人の信者を擁するChurch of Jesus Christ of Latter-Day Saints、(LDS,末日聖徒イエス・キリスト教会)いわゆるモルモン教を意識して作られたと思うが、LDSは、百年以上前(1890年)に多妻婚を廃止しており、問題のFLDSとは何の関係もないので誤解なきように。実際にアメリカのメディアもそういう誤解に基づく報道をしたところが結構あったようだ。ただ、FLDSもLDSと同様にユタ州を活動の中心地の一つとしており、歴史的にモルモン的教義を受け入れやすい地元の人口をカルト洗脳のターゲットとしていたことは可能性が高い。
FLDSが、大きくなったのは、まさに、指名手配されている犯罪の一つである、既婚の中年男性と複数の少女を結婚させるという教義である。これによりお金をもった中年男性から多額の寄付を受けていたと推測される。少女の方は、教義の世界に絡め取られ、洗脳されて教祖の命令のままにされたのだ。まさに、少女強制売春教団であるが、問題なのは、少女が一方的に洗脳されて多妻婚を受け入れるに至ったということである。人道に対する重大な犯罪である。少女たちが洗脳された背景には、FLDSの教義におけるサタンの概念などを利用した恐怖を利用したストックホルム症候群を利用した洗脳があると見る。こういったカラクリについては、今月発売されるPHP社のVoiceに記事を寄稿した。














































